妊娠初期の流産。。化学的流産について考える。

こんにちは。

四ツ谷治療院、高橋です。

今日は、先日の出来事を

お話させていただきたいと思います。

 

一度は、妊娠の陽性反応が出たけれど

流産してしまった…。

そんな経験をされた方がいらっしゃいました。

 

実際に、この経験している女性は

少なくありません。

 

これは、

生化学的妊娠(化学的流産)といい、

だれにでも起こる可能性があるものです。

何の異常もない若いカップルでも、

30~40%の確率で起こっているとわかっています。

 

この生化学的妊娠とは

妊娠反応が陽性となった後、

子宮内に赤ちゃんの入る袋が確認される前に

流産してしまうことです。

 

症状はほとんど無く、後遺症の心配もありません。

 

最初にもありますが、

化学的流産を経験している女性は少なくありません。

 

ですので

流産とは考えなくてもよいものと言われます。

※日本産婦人科学会の定義にも流産回数に含めないことになっています。

 

また、多くの人が

気付かないうちに経験しているもので、

 

「少し遅れて、いつもと違う生理がきた。」

「いつもより重い生理がきた。」

と思っている女性の中に

かなり多くの数が含まれていると考えられます。

 

経験された方の中には、

 

「せっかく授かったのに…。」

「自分に問題があるのではないか…。」

「今後が心配。」

 

と、悩んでしまう方もいると思いますが

誰のせいでもありません。

 

生化学的妊娠はあくまで妊娠成立前の出来事であり、

逆に考えれば、妊娠に一歩近づけたということになります。

治療をしている方には

このことを特に知っていてほしいと思います。

 

このような結果をお聞きすると辛いです。

しかし、一歩一歩近づけているということも

お互いに確認し合っていきたいと思っています。

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