こんにちは。
四ツ谷治療院、高橋です。
いま、「産後うつ」が社会問題になりつつあります。
少し前にもドラマ「コウノドリ」で産後うつがテーマになっていましたね。
出産前から仕事復帰に目を向けていた女性。
しかし、子どもに心臓疾患が見つかり、
なかなか仕事復帰が叶わないママに心の疲れが現れる…。
また働く女性が多い現代、さらに深刻化される問題なのではないでしょうか?
そんなことを考えながら、本日のブログは産後うつについてです。
その症状は様々な形で現れます。
赤ちゃんが生まれて嬉しいはずなのに
可愛いと思えなくて気分が落ち込んだり、
家事や育児をする気が全く起きなくなったり。
赤ちゃんの母乳の飲みが悪いと過剰に心配になり、
自分がしている育児が正しいのかわからない。
母親失格だと思って自分を責めてしまう。
眠れないとか、食事がとれなくなったりするのもそうです。
ひどくなると、
命を絶ってしまいたいとまで追い詰められる方もいます。
「子どもに何かあってはいけない」という
母親としての責任感や義務感から
精神的に追い詰められてしまっている状態です。
そんな中、旦那さんが早朝出勤と帰宅が遅く、休日出勤もあって多忙。
仕方のないことだと頭ではわかっていても
育児をほぼ自分一人でやるのは辛い。
目の前の家事育児に精一杯で、自分の心や身体のことは二の次。
というママ達も多いと思います。
産後うつは約10人に1人が経験すると言われています。
もともと抑うつや不安の症状は、
男性より女性の方が2倍、
一般女性と比べて、産後の女性は10〜15%と高いとあります。
様々な状況が重なって、どんなにつらい状況でも
赤ちゃん優先で自分の身体を後回しにしていたら、当然身体は悲鳴をあげます。
ブログの始めでも書かせていただきましたが、
精神状態や身体の不調が続くと
命を絶つところまで追い詰められる方も決して少なくありません。
家族が増えて嬉しいはずなのに、
苦しく辛い毎日で心から笑える日がほとんどない。。
ということがないよう、
四ツ谷治療院では、妊娠から産後の身体の変化、女性の変化に
もっともっと目を向けていかなければいけないと考えております。
少しでも産後のママ達がゆったりとした気持ちで
笑顔いっぱいに育児ができる環境作りを目指しています。