おはようございます。
四ツ谷治療院、高橋です。
先日、喫煙が与える健康への悪影響ということで
喫煙と妊娠(生殖)との関係について
ブログ内でお話をさせていただきました。
「喫煙はなんとなく体に良くないといわれているから…」ではなく、
具体的な健康被害についても知っていただきたいと思います。
妊娠を考えている女性になぜ喫煙が良くないか…
確認していきます!!!
《喫煙している女性に起こるリスク》
◎ 卵巣機能、月経への悪影響
・卵巣刺激によって、得られる成熟卵子数が減少。
・月経困難症が1.5~2倍多くなる。
・約2年閉経が早まる。
・月経不順の割合が増加するが、禁煙によって非喫煙者と同等に回復する。
◎胎児への悪影響・妊娠合併症
・出生児の体重が平均200~ 250g軽い。
・常位胎盤早期剥離の発症リスクが1.4~ 2.4倍UP
・前置胎盤のリスクが1.5~ 3.0倍UP
・妊娠36週以前の前期破水の頻度が2~3倍高くなる。
◎美容への悪影響
・卵巣機能(女性ホルモン)への悪影響
・末梢への酸素供給の減少:皮膚の弾力性低下、しわが増加。
・頭髪の変化(白毛,脱毛)、口唇の乾燥、口臭など。。
◎出生後の子どもに対する悪影響
・乳幼児突然死症候群のリスクの上昇
→母親のみ喫煙で7倍、両親とも喫煙で8.4倍に上がる
・子どもが注意欠陥/多動性障害(ADHD)を発症する率が2~3倍に増加する。
《男性に考えられるリスク》
◎精液や性機能に対する悪影響
・精液量、精子濃度、運動率、正常形態精子率、総精子数 全てを低下させる。
・勃起障害(ED)のリスクが1.97倍増加。
《不妊治療に対する影響》
・不妊治療・体外受精 を行った場合
→喫煙者カップルは そうでないカップルと比較して
妊娠までに約2倍の治療回数かかった。
このように女性にとっても男性にとっても
喫煙は妊娠に大きな悪影響を与えてしまいます。
妊娠をするために大切なことは
まず質の良い卵子を育てること!!!
いくら、体に良いから!
と食事に気をつけていたり、サプリを飲んでみたり、運動を頑張っても…
結果、卵子に栄養が回らない体では良い卵子は育ちません。。。
妊娠しやすい体づくりの為、
パートナーの為、生まれてくる赤ちゃんの為にも、
喫煙について知っていただきたいと思います。